Dynamics365 BC 2023Wave2アップデート: システムエンジニア必見の変更点
- TAKUTO
- 2023年9月28日
- 読了時間: 2分
◆2023 Release Wave 2の概要
Dynamics 365 Business Centralの2023年のRelease Wave 2は、これまでのバージョンと比べても特に注目すべきアップデートとなっています。ユーザーエクスペリエンスの向上から開発者向けの新機能、アプリケーションの進化まで、多岐にわたる変更が行われています。
・Power Platformとのシナジー
Power Platformとの連携がさらに強化されました。特にPower Automateとの連携によるワークフローの自動化や、Power BIとの統合によるデータ分析の強化が実現されています。
・アプリケーションの進化
供給チェーンの管理や在庫管理の効率化など、アプリケーションの機能が大幅に進化しました。特に、複数の会社間での取引をスムーズに行えるようになり、金融データの一元管理も容易になりました。
・開発者のための新ツール
AL言語の効率化や、拡張機能のドキュメンテーションツールの導入など、開発者向けの新しい
ツールや機能が追加されました。これにより、アプリの開発やデバッグがより効率的に行える
ようになりました。
・管理者のためのガバナンス
新しい管理ツールの導入や、クラウド移行の最新トレンドに対応するための機能強化が
行われました。これにより、システムの安定性やセキュリティが向上し、管理者の業務も効率化されました。
・CopilotとAIの未来
Microsoft Dynamics 365 Copilotの導入により、AIを活用した業務効率化が実現されました。
特に、マーケティングテキストの自動生成や、繰り返しのタスクの自動化が可能となりました。
・地域対応の拡大
Business Centralは、140以上の国と地域でのサービス提供が可能となりました。各地域の法的要件に対応するための新機能も追加され、グローバルなビジネス展開をサポートします。
・データ分析の新機能
リストページのデータ可視化機能の強化や、Power BIとの連携強化により、
ビジネスのパフォーマンス分析がより深く、詳細に行えるようになりました。
・サービスの最適化
サービスの基盤を強化し、パフォーマンスや安定性の向上を実現しました。特に、
ALランタイムのデータベースパフォーマンスの向上や、サインインの安定性の強化が行われています。
以上が、Dynamics365 BC 2023Wave2アップデートの主要な変更点となります。システムエンジニアの皆様にとって、この情報が役立つことを願っています。


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